まず雇用保険の失業給付を当てにして転職先も決めずに会社を辞めないほうがいいです。自己都合退職だと退職日から一度目の失業給付が銀行に振り込まれるまで110日ほどかかり、貯金のない人や借金持ちは苦しみます。就職が売り手市場でも失業給付は辞め手市場にはなりません。
- 自己都合は会社都合に比べ支給開始日が3カ月遅れ、しかも給付日数が少ない
- 自己都合は初回の給付まで最低でも5回(もしくは4回)はハローワークに行く
- 全額まとめて給付されるわけではなく毎月日数分の分割
- 給付のためには指定された時間にハローワークに行き、失業認定を受けなければならない
- 失業認定のためには求職活動が毎度2回以上必要
- アルバイトやボランティアはダメ
- 何よりもハローワークがビジネス街にあると惨め
3. 雇用保険説明会
2度目のハローワークです。登録から1週間後くらいにあり、日時が指定されています。失業給付を受け取るための説明があり、とっても大事な雇用保険受給資格者証を受け取ります。受給日額がこのとき判明します。
5. 失業認定日(初回)
4度目のハローワークです。登録から27日後にあり、混雑緩和のためか細かい時間帯指定があります。失業給付を受給するためにはこの認定日をクリアしなければなりません。クリアといっても指定された日時にハローワーク窓口に行くことと、求職実績を作ることです。初回の認定日は求職実績が1回必要ですが、その1回は雇用保険説明会でカウントされるため、他に何も必要ありません。なお、会社都合の退職であれば、ここで初回の給付が確定しますが、自己都合はここでは何も給付されません。
求職実績は
- 求人への応募
- ハローワークの窓口相談
- 転職関連の講習会
- 転職イベント
- 転職エージェント面談
- 資格試験
など客観的に回数カウント可能な就職のための活動です。求人検索は私の利用したハローワークでは認められていませんでした。
6. 失業認定日(2回目)
5度目のハローワークです。初回の認定日から80日後くらいにあり、初回同様に日時が指定されています。求職実績は2回必要です。自己都合退職者はここでようやく初回の失業給付が決定し、1週間後を目途に銀行に振り込まれます。
以降は4週間に1回のペースで認定日があり、それぞれ求職実績は2回必要です。