仮想通貨の円天コイン(Yenten)をCentOS 6.9でPoolマイニングする方法です。新規に環境構築する場合はCentOS7系になると思うため、本記事の内容と異なる場合があります。マシンはレンタルのVPSを利用しています。
Raspberry Pi 3でのマイニングはこちら
＜環境＞
https://github.com/conan-equal-newone/yenten/releases/download/1.1.0/yenten_minerd_source.zip
マイナーをビルドする
公式のマイナーのソースコードが公開されているため、ビルドして実行ファイルを作ります。ソースコードはGitHubが見当たらないため、公開されているZIPを使います。VPS次第ですが、Yentenはcpuminer-optでもマイニングできるので後日試します。
※yumでインストールするソフトについて、Debian/Ubuntsの情報を参考に対象パッケージを探しましたが間違っていたらごめんなさい。jansson-devel以外は元々入れていたため、正確な確認は取れてません。
~ $ sudo yum update ~ $ sudo yum install autoconf libcurl-devel jansson-devel openssl openssl-devel gcc gawk ~ $ wget https://github.com/conan-equal-newone/yenten/releases/download/1.1.0/yenten_minerd_source.zip ~ $ unzip yenten_minerd_source.zip ~ $ cd yenten_minerd ~yenten_minerd $ chmod 700 * ※ZIPなのでパーミッションを維持してないため面倒なので全て700にしています ~yenten_minerd $ echo > ChangeLog ※ChangeLogファイルがないのでautogen.shの実行でエラーとなるため自分で作ります ※Makefile.am: error: required file './ChangeLog' not found ~yenten_minerd $ ./autogen.sh ~yenten_minerd $ ./configure ~yenten_minerd $ make
これでマイナーの実行ファイルの minerd が作成されます。
マイニングする
./minerd -a yescryptr16 -t スレッド数 -o 接続先Pool -u ユーザ.ワーカ -p パスワード ./minerd -a yescryptr16 -t スレッド数 -o 接続先Pool -u 自分のWalletアドレス ※-o以降はPoolの指定に従います。 ＜例＞ ./minerd -a yescryptr16 -t 2 -o stratum+tcp://antminepool.com:6234 -u Yh5Q12DsQsF6xPaQXByPdh3HcyjfYgZEz2 [2017-12-09 01:58:28] Starting Stratum on stratum+tcp://antminepool.com:6234 [2017-12-09 01:58:28] 2 miner threads started, using 'yescryptr16' algorithm. [2017-12-09 01:58:29] Stratum requested work restart [2017-12-09 01:59:03] Stratum requested work restart [2017-12-09 01:59:03] thread 1: 2542 hashes, 0.08 khash/s [2017-12-09 01:59:03] thread 0: 2654 hashes, 0.08 khash/s
余談ですが、マイナーを常時回しておくときは、screenコマンドを使い、セッションを維持しておくとよいです。
~$ sudo apt-get install screen ~$ screen -S mining ~$ ./minerd -a yescryptr16 -t 2 -o stratum+tcp://antminepool.com:6234 -u Yh5Q12DsQsF6xPaQXByPdh3HcyjfYgZEz2
参考になりましたらYentenを寄付していただけると幸いです。
Yentenアドレス：Yh5Q12DsQsF6xPaQXByPdh3HcyjfYgZEz2
