Windowsのバッチファイルで、変数を定義した設定ファイルを読み込む方法です。
本記事では下記の2通りの方法を紹介します。
key=value形式のファイルは他言語のアプリケーションと設定を共通化することができますが、読み込みに実装が必要となります(Properties.bat )。
別のバッチファイルに環境変数を定義してcallするのはバッチファイルのみでしか使えませんが、確実に読み込めます。
(1)key=value形式のファイルをファイル処理にて読み込む
プロパティファイルの読み込みを共通のライブラリとしてプログラムを作成しました。下記の記事をご参照ください。
プロパティファイルを読み、環境変数に設定する
Javaで使われるようなプロパティファイルを想定します。行の先頭文字が#の場合、コメント行として無視します。
プロパティファイル:app.properties
name=Taro age=30
実装例
@setlocal enabledelayedexpansion @echo off for /f "tokens=1,2* delims==" %%i in (app.properties) do ( set KEY=%%i if not "!KEY:~0,1!"=="#" ( set %%i=%%j ) ) echo Name: %name% echo Age: %age% endlocal
実行結果
Name: Taro Age: 30